majerca’s blog

日本全国の障害者施設で作られた雑貨だけを集めたセレクトショップ「マジェルカ」のブログ

行ってきましたフリポップ!

3日前の土曜日にセミナーのお仕事を頂き岡山の倉敷に行ってきました。 せっかくの機会でもあるし思い出もあって好きな倉敷です。 少しでも街並み散策を、と到着後午前中の小一時間位でしたがしばしテクテク。 昔訪れた際に泊まったアイビースクエアはもちろん、備前焼の酒器を求めた店や倉敷ガラス を買った店、和紙屋さんや昼食に入った蕎麦屋さんもそのままでとても懐かしい気分に。 以前は無かったこんな場所では商品はもちろんの事素敵な展示に目が行き、いろいろと刺激 にもなります。 さすがに時間がないので民藝館や大原美術館には寄れませんでしたし、一人ぼっちも つまらないのでそそくさと駅前に戻りセミナー会場へと。 セミナー自体はこじんまりとした中での開催で気負うこともなく、私にとっても改めて良い 繋がりが出来た機会になりました。 倉敷に限らず、近頃は色々な所でお話しさせてもらう機会を様々な方から頂いているの

ですが、その度に一人でも二人でも思いを共有して繋がれる人達がに日本のあちこち に広がるという事が嬉しかったり、また、私自身の活動への励みにもなっているというのを
感じています。 会場になった建物の一階にはお馴染み(?)福祉ショップがあるというので是非覗いてみよう と思うも夕方で閉店。
わがままを承知で係りの方にお願いして開けてもらい見せてもらいました。 さすがジーンズの街倉敷です、こんなバッグが! ピンボケですがわかります? ジーンズの腰部分がそのまんまバッグという斬新なブツです。 小物は前のファスナーから手を突っ込んで出し入れすれば便利な上になんだかちょっぴり 不思議なドキドキ感も味わえそう。 あえてファスナーを開けっ放しにしてそこからチラリと中から何かをのぞかせて見せる
なんて上級テクもありです♡ さて、短い滞在だった倉敷。 少しばかりうしろ髪を引かれながらも後にして大阪へと向かいます。 翌日が大阪でのセミナーという事もあり、前回の記事でご紹介した梅田のLOFTへ向かい
ました。  
この日は雑貨本の著者で今回の催事の尽力者である前回記事O田さんコト太田さんと出版元 の西日本出版社社長とのトークショーでした。 トークショーには間に合いませんが、終了後に近辺で関係者で食事しているという事で、 会場は翌日改めてゆっくりと、という事でそちらに合流。 LOFTの今企画の責任者のF田さんコト藤田さんや同じく中心的役割としてこの場を実現して
下さった滋賀のI田さんコト市田さんを始め様々な方々。
色々なお話しをしながらまた遅くまで飲んでしまいました・・・ そして、いちいち来なくてもいいのに朝がきました・・・ 大阪に来たついでだしと、あのマジェルカでも人気のporiff(ポリフ)代表(代表っつっても モゴモゴ・・・)の薮内さんと待ち合わせ&打ち合わせ。 終わってその足でLOFTへ再び。
なんとこの日は7階での雑貨の展示販売に加えて1階エントランス正面で飲食販売のブース が出店!
京都の!-foods(エクスクラメーションフーズ)と滋賀からも移動販売車が参加しています。
黄色いLOFTな藤田さんと両手挙げてむっちゃアピールしている市田さんに加え、この方は この方で前日にセミナーをやった新潟から朝に駆け付けたテキ屋さん、じゃなく!-foods代表
のY野さんコト吉野さん。
京都の!-foodsのカフェに置いてあるのを見た事はあるものの、この可動式のワゴン(?)が
イベント出店しているのを私が見るのは初めて。  
さすがカッコいいですね! しかも冷凍冷蔵庫やIHの調理器に加えフロントにはスピーカーが内蔵。 まるで子連れ狼の拝一刀が押す乳母車を想起させる多機能ぶりです。 そしてこちらは滋賀から出店の移動販売。 さっきのワゴンのようなシャレオツ感はないですが、そもそもこれは滋賀の施設さんが地域の
限界集落に住んでいる買い物難民のご老人たちの元を回って様々な日用物資を販売するという
お仕事を障害のある利用者さん達と共に行っているという車。
じっちゃん、ばっちゃんがターゲットだからドンドコドコとスピーカー鳴らす必要はこちらは
無いのです。 腰ぬかしますから。 山のじっちゃんやばっちゃん達は彼らが来るのを首をながーくして心待ちにしているんだと、
そんで来る日来る時になるまでずーっとそこで待っとって、彼らの姿が見えたら手を振って
迎えてくれるんだとさ。めでたしめでたし。
と、そのシーンを想像すると昔ばなし風にしたくなるほどなんだかほのぼのと楽しくなります。 それにしても休日でもあるし場所が場所だけに人通りがスゴイ!! さて、ちょっぴり舞い上がりながら肝心の雑貨売場へ! 実は最初は少し場所がわかりにくかった。
というのも同じフロア内で他にも色々面白そうな企画展示や素敵な雑貨売場がある中の一つ
なのですが、それらの中であまり見分けがつかない。
それは何故かというと一言、LOFTのフロアに馴染んでいるのですよ。 この際、他の売場と遜色ないとまで言わせて頂きましょう! なにせ“いかにも”じゃないので。 逆に想像してみて下さい。 よくある福祉バザーや福祉ショップがLOFTに出現したらきっと一発で見分けつきますよね?
なにせ“いかにも”ですから。 写真で見てはいたけれど実際を見て感動!
お客さんも沢山います。 「ナニこれかわいい~っ!」って騒いで商品見てくれてる女子には、つい近寄って商品説明を
したくなりましたが、変質者と思われるとイヤなのでニヤニヤしてそばで見つめるだけに
してましたよ。 それはそれで気味悪かったかもしれません。 会場の様子は前回の記事でお見せしたので今回は無しです。 売りモノ並べるので一杯になるだろうからスペースないかもしれないので置いては貰えない
かもしれないけど・・・という前提で、もしかしたら置いてもらえるかもしれないから
紹介パンフとかも送っちゃいなさい!とLOFTさんには勝手に施設さんに言ってたのですが、
きちんとスペース作ってくれていて感謝です。
マジェルカのショップカード置いてもらうのを忘れていました・・・ 帰り際にはわざわざ徳島からマジェルカではすっかり定番になっているりんご柄の陶器を
作ってくれている器れもんの宮城さんが来ていてお会い出来ました。
そろそろ行かないとセミナー間に合いません!と怒られながらこの場を後に。 お陰で昼食は5分で牛丼を掻き込むになり、お腹痛いのを我慢しながら話す羽目になりました( ;´Д`) しかし、これだけの売場、1階のあんな場所でのイベント販売。 身内ばかりを集めた内輪なイベントでも、お願いモードがあからさまなイベントでもなく、また、
今注目度が高いアート系の活動ならまだしも、モノ売りを中心にしたこんな機会、こんな
場が今度いったいいつ実現出来る時が来るのでしょうか。
中心で関わらせてもらえたからの思い入れというのが間違いなくあるにせよ、この世界に
2年間携わっている立場から冷静に見ても、そう簡単に手に出来るチャンスではないと感じる
のです。 確かにマジェルカ同様に選んだ相手やモノだけを並べましたが、それはたまたまそこであって
そのモノだっただけ。
他にもまだまだあるのは知っていますし、探せば見つかる事も、今はそうでなくともやろうと
思えばやれるところや、やれる人達がいる事も知っているつもりです。 今回や今まではたまたまこの場に出ている施設さんやそこのモノ達がある種引っ張る立場に
なっただけ。 彼らには彼らの悩みもあれば問題を抱えているのもまた全てではありませんが知っています。 彼らに続く事も並ぶ事も追い抜く事も、指をくわえて見ていないで、また、白けたフリして
見ないフリをしていないで、やるかやらないかの違いだと思います。 たかがモノづくりの話かもしれません、モノづくりじゃなくたっていい。
しかし一事が万事です。 今回の目に見える機会で、改めてこの世界が今変わっているとも、さらに変わっていく
可能性をも感じました。 ワクワクします。  
そしてたった今、名古屋へと向かっています。
どんな出会いや気付きがあるのでしょう♪